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Sunday, July 24, 2011

死闘! オイル交換の巻

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Ducatiと付き合うために必要なのは

一に「沢山の種類の違う工具」、一に「精度の高い工具」、一に「高い部品を買う財力」
ですが、真に必要なのは

めげない心

これにつきますなあ。
オイル交換するだけでこんだけ大変って、何なんだよ、、、

さて、本日はオイル交換のお話です。
アメリカではシェルのアドバンスは販売されていないので、Motulの300V 10W-40を使っております。
因にアメリカだと$14/Lですが、Webikeで見ると日本だと3,833円/Lもするんですね。
今の円高で$1=80Yenとすると、実に3倍の値段ですか。日本、ぼったくり過ぎですね。
輸出して一儲けできるレベル。大量に欲しい方、ご連絡ください(本当に来たりして)


で、私は純正のセンタースタンドを付けております。センタースタンドのボルトが干渉して、真ん中にあるスキッドプレートを外せないのは、既にご紹介したとおりです。
解決策としては、「スキッドプレートのネジだけ何とか緩めて、それを支点にしてプレートを下に下げて、そのすきまから作業する」です。散々アメリカのサイトで議論されていたので、それしか方法は無いと理解しております(高性能インパクトレンチで、センタースタンドを外せる人は別)

さて、ここから死闘が始まりますので、Read moreから折り返し。

まずは、家の前に偶然あった水道栓のふたを外します。


なんでこんなことをしているかというと、ネジを支点にプレートを下げる際に、できるだけ直角になるまで下げたいからです。このへこみを利用すれば直角まで下げられることができ、そうしたら別に作業性は下がらない、と予想したからです。

えらいでしょ?ここまでは。

でも、現実はそうはならないよね?やっぱり、、、

できてここまで

アイデアは悪くなかった。アイデアは悪くなかったんだよ、Mr.T。
でも、そもそもプレートが本体に干渉して、角度的には30度くらいまでしか下がる構造になっていなかったんだよ、、、

せっかく下に用意した穴。まったく意味なかったです。結局、角度30度の中でドレンボルト外して作業しました。

スキッドプレートがオイルでベタベタは当然として、地面までオイルがこぼれて最悪です。
しかも車体を動かしたときにオイルがタイヤについて、タイヤ掃除までしないといけません。
どこまでオイルが飛んでいるか心配で、タイヤ全部にシンプルグリーンつけました、、、
めんどくせー

で、外したドレンボルトには磁石がついており、やはり金属粉がついておりました。

ちょいと見えにくいですかね

砂鉄っぽいのが上と下に結構ついていました。こういうのをみると、やっぱりアタリが付く迄はマメにオイル交換しないといけないなあ、と思います。
あと、オイルフィルターにネオジウム磁石(でしたっけ?)を付けるとかもやってみたいなあ。

とりあえず今回はフィルター交換はしませんでした。というか、フィルター交換はセンタースタンド外して、完全にスキッドプレートを外さないと交換は不可能ですな。

純正のワッシャー(右)と、アルミワッシャー(左)の比較

若干サイズがアルミは小さいですが、厚みは同じ。まあ、Desmo Sportsが「大丈夫」っていうんだから大丈夫なんでしょう。

ドレンボルトを組み込んで、オイル継ぎ足し行程に入ります。まずはセンタースタンドを立てようと思ったのですが、先に緩めておいたスキッドプレートのネジと干渉してうまく立ちません。
よって、先に緩めたスキッドプレートのネジをしっかり留めることにします。


「します」っていうのは簡単ですが、
出来ないこともあるんですよね!

何がどうずれたのか、緩めるときは隙間があったのに、締めるときは隙間がなくなりヘキサが入りません!

途方に暮れること5分。L字型のヘキサをもっていることに気がつき、強硬手段に出ます。

強行手段、準備中

手前のセンタースタンドの黒いボルトを避けるように、奥のスキッドプレートのボルトに向けて、斜めに刺さっているヘキサ。
完全に入り切っていないので、これを写真下に見えているハンマーで打ち込みます。

これで何とか回すところまでヘキサを入れ込めたので、締めることができました。
どういう設計してるんだよ、Ducatiさん。
ため息でるよ。


でも、本当にため息が出るのは、
この後だったんですよ。

さて、後はオイルを入れるだけと思いまして、持っているMotulの入れ物を持ってきます。
今回はフィルター交換していないので、4Lは要らないでしょう。3.5Lもあれば十分か。


あれ?

あれ??

俺の持ってるの、
1Lしか入ってないやん???

我が身を呪いますなあ。なんで4L持っているって確信してたんだろう。
1Lしか持ってないのに。
でも理由は簡単で、ラベルに書いてあった4Tっていうのを、勝手に4Lと間違ってたんですよね。

しゃあないので、車で探しにいきました。今は土曜日の15時。まだ間に合う。

近所のガソリンスタンド <--- アウト
近所のホームセンター <--- アウト
3マイルほど離れた小さなバイク屋 <--- アウト
6マイルほど離れた中規模のバイク用品店 <--- アウト
8マイルほど離れたバイク修理屋さん <--- アウト

ここまで車で回って全て在庫無し。最後の望みをかけて、更に10マイルほど先のDucati取り扱いショップに電話するも「在庫なし」。

以上、本日のオイル交換は未完となることが確定しました。

なんだろう。この徒労感は。
どうして準備万端に、前の日にワッシャーは買いにいくくせに、オイルを持ってないんだろう。

この漫画のような展開には、我ながらあきれますねえ。
そして残されたのは、車体下がオイルでベタベタになったMulti。

センタースタンドつけたまま、どうやったら素敵なオイル交換ができるか。
誰か、本気で教えてください。

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