生粋の関西人、native河内弁speakerのTakaの雑記。 大阪で生を受け、京都に学び、東京で修練す。 Missouriに遊学し、New Yorkで修行し、東京に戻った後、San Franciscoで収穫期を迎えることを目指しております。
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Sunday, June 26, 2011
日本人はバイク用品店が充実している事実を喜ぼう
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今日は半年振りに国内のバイクショップに行く機会に恵まれたので、喜んでライコランドの新山下店に向います。
こちらにあるバイクショップU-Mediaは前のバイクであるFZS Fazer100を購入した店。ここに行けばバイクと用品の両方が見れて便利ですな。歩いてもいける距離だし。
入って30分くらいは一人で物色していたのですが、ハンドルバーに入れる共振バーの選択で悩んだところで店員さんに相談。
今は17π(か、19でしたっけか)のハンドルバーがついているMultiですが、近い将来ハンドルバーをアルミテーパーに交換すると、14πになってしまう可能性が。
そうしたときに、物色中のEFFEXの共振バーだと、製品がπごとに分かれているので17πを買ってしまうとハンドルバーを交換すると使えなくなる可能性が。
一人目の店員さんだと、「それはしょうがないですねえ」ということでした。
が、しばらく他のブツを物色したのちに、違う店員さんにも同様の質問をしてみました。
ら、なんとキチンと解決策の提示が!
ポッシュの同様の製品(ちょっと短くて軽いですが)であれば、ハンドル内径が変わってもエンドを交換すれば対応できることが判明。製品を丁寧に開封して実演もしれくれました。なるほど、そういう風に止まっていたのね。
ハンドルバーエンド自体はあまり好みの雰囲気ではなかったのですが、汎用性が聞く組み合わせということでこちらを購入。ステップアップとしては、バーエンドだけで300グラムはあろうかというポッシュのものへの変更もアリですが、エンドだけで6,700円とか出てたので要相談ですな。
で、色々話しをしているとこの人は副店長ということが判明。名刺ももらいました。
バイク用品店で、質問した相手が自分より知識無いと萎えますよね?逆にめっちゃ知識あると、ここぞとばかりに質問しまくりますよね?今日はアタリでした。副店長、なんでも知ってます。
まずは舐めたリアブレーキボルトの取り外しについて。
道具としてはバイスクランプなるものを提案。先端部分がまさにバイスのようにがっちり固定できるのでこれでねじを外からはさんで外すのですな。実演もしてくれました。これまた副店長だからできる、「部品開封」から「店の陳列物を使った実演」でした。
更に舐めたねじについて、同様のDucati純正品を買うとまた舐める心配があるので相談したところ、「ステンレスに変更したらどうでしょう?」ということでした。実はねじの長さ情報が無かったのですが、店にあったブレンボのリアブレーキをみながら、「まあこれですな」と二人で確認して決定。最悪長さ違っても1,200円なのでダメージは僅少。
さらにバイスクランプ使用して実際にねじを外すときも、551を塗っては放置、塗っては放置してやるんだと教えてもらいました。メカニック出身なので、そういう実作業のコツ(あせるな的な)ものもアドバイス。
調子に乗ってHIDの質問も。「Solamのディマー機能がついた、バッテリーから電源取らなくても良いやつに興味がある」って言ったら、「それはもう全部返品した」とのこと。
ここからは単純に一つの店舗でそう聞いた、という事実であり、全ての同社製品に当てはまることではないことをご留意頂きたい。
とりあえず聞いたところではSolamのHIDは不具合が多く、購入した客からクレームが多かったとのこと。しかも、メーカーに問い合わせたところその回答が納得感なかったので、「自信もってお客に勧められない」ということで取り扱いをやめたのだそうな。
私がウェブサーチしてしっている限りでは、Multiにつけると5000回転程度で点滅の誤作動がある。これは配線を取り代えると直るとウェブの経験者は書いてあった。が、副店長いわくそんな程度ではないそうな。
停車してディーマーが効き出すとそのまま消灯してしまう、とか。配線のぐちゃぐちゃを綺麗にたたんむだけでエラーが出る、とか。
私の場合はアメリカに持って帰って一人で取り付けするわけです。なので、電源を引かなくてよいこのSolamのHIDは非常に魅力的だったのですが、故障されては元も個もありません。もっていける先がアメリカには無いし。
ということで信頼性大重視です、っていうとどうしてもPIAAかAbsolumteになってしまいます。これは高い。なんで高いのか聞いたのですが、やはりパリダカを完走した実績とかネームバリューなんでしょうね。8万円とかします。無理。
ですが、店長のお勧めとしてRemotionのHIDを勧められました。名前は遠い昔に聞いたことがあったメーカーですが、正直好感度は高くない。というか知らない。でも一眼24,000円という安値。これまた安かろう悪かろう疑惑があるのですが、これまで30名以上とりつけてクレーム無し、2年間補償付ということだったので、ここまで付き合ってもらった店長に敬意を表して購入しました(光温度見るの忘れたのを書きながら気がつきましたが)
あとは、Y's GearのSP2警報機の取り付け方法も。これまた部品をディーラーに頼んでいるので警報機買っただけで半年以上取り付けていないのです。困っているのはキーオンしたときだけに通電する回路に一つ配線を回さないといけない点。こちらはナビ用電源でよいと思うのですが。
そういう話をしていると、副店長はテスターを持ってきてくれました。「きっちりとした測量ができるものを使うのは、プロでも年に数回」「通電しているかどうか知るだけなら、これで問題ない」ということで、通電していれば点灯するだけのテスターを持ってきてくれました。
また、そもそもこの配線は、無理やり配線接続してバイク起動させようとした場合の警報で、傾斜による警報は別にこれがうまく配線できていなくてもつながる、と教えてくれました。そうであれば、直ぐにでも取り付けできます。
更に会話は江沼のThreeDチェーンに及ぶ。先般Webikeの34%オフで買ってしまったが、サイズが分からなかったので石川県本社に電話した話しをする。『「106コマですので、110コマを買って4つ切ってください」っていわれたんですよ。でも、自分で数えてみたら108個だったんですね。』みたいな話しをしました。
そしたら店長は、「多分それは日米の仕向け違いによってDucatiがチェーンコマ数かえているからだと思います」とのこと。その後、ドリブンギアとドライブギアの歯数を変えるとどういう効果があるかだとか、日本の騒音計測はどのようにしているかだとか、だから日本以外の仕向けバイクだとこういう処理がしてある(逆に日本にあわせるためにこういう処理がしてある、というほうが正しいか)とかの話しをしました。
めっちゃ目からうろこでした。次にスプロケ代えるときは、ドライブを一丁下げよう!それが私の望むエンジンフィーリングにつながるようだ。
後はナイトロンが後発なのになぜこのごろ日本で有名になってきたかとかの話し。アセンブリーin Japanは知ってましたが、結構これが効いているのだそう。WPとか他にも色々あるんでしょうが、メンテナンスをお願いするとヨーロッパ本国へ送って6週間、とかあるのだそう。
ナイトロンは組み立てを日本でやっているので、全部国内完結なので早いのだそうな。他のメーカーも「邪道」と思っていたそうですが、ナイトロンがこれで伸びだしたのでオーリンズとかも国内完結を充実させているそうな。
しかもこれらの2社は、結構なカスタムにも応じてくれるので、対応車種としてカタログに載っていなくても作ってくれるのだそう。
オーリンズは当然S仕様には純正でついているのでカタログにはあるのですが、ナイトロンも言えば作ってくれるそうです。しかも足つきをよくするために自由長を短くするとか、当然わがままも聞いてくれるそう。まあ、今のザックスで当面満足しているので取替え予定はないですが、いいことを聞きました。
更には足つきの話しで、シートジョイの経験談。やっぱりこの店の親父偏屈だそうです。3センチの車高ダウンを期待したのに、開口一番「お前のバイクは1.5センチまでだな」と言われたそうです。親父のこだわりに客があわせる系。正直あまりそういうの好きではないのですが、まあ職人なんでしょうねえ。
残念ながら私のMultiは標準シートがついているので車高が高い。日本だとローシートが標準装備なのがうらやましい。誰かローシート譲ってください。もしくは標準と交換しませんか?標準のほうが腰高になって、Ducati特有のヒラヒラ感がでますよ!
ちゅうことで、マジに副店長つかまえて、3時間半彼を放さずに聞きたいこと全部聞けました。
とっても満足でした。ありがとう副店長。
そして、日本のライダーは、普通にこれだけ用品が充実している店舗が国内に沢山あることに感謝すべき。
アメリカには全く無いですよ、ライコランドとかナップス並みに充実した店舗なんて。むしろそういうのがあるのは日本だけだと思う。
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