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さて、このバイクは何でしょう?(ヒント:Multistrada 1200 )
見事にカウルが外されておりますよね。
そして、それら外されたカウルがどうなっているかというと、、、
部屋一杯に並ぶカウル達
なんでこんなことになっているかといいますと、山城のCR-1でコーティングをするためです。カウルが一部重なっている部分があるため、興味本位もありカウルを先週末に外しました。その方が塗りやすいと思ったから。
で、これがやり始めたらめっちゃ大変。何が大変って、ヘクサレンチの3ミリで大量に留っているいるのですが、そもそも3ミリを持っていなかった。L字のものはあるのですが、それだと力が足りないようで、回らない。
「なんで3ミリのヘクサがこんなに固いねん?」と文句良いながら、近所のHome Depotまでヘクサを買いにいきました。ラチェットに入るやつ。
で、外してみたら固い理由が明らか。なんと、3ミリのヘクサ全部にロックタイトが塗ってありました。しかもご丁寧に「赤」。
なんでカウルつける3ミリヘクサにロックタイトの赤が必要なのか、Ducatiを小一時間問いつめたい。
おかげで、2つほどねじ穴舐めてしまいました。工具を買うときは安物は買ったら駄目、という基本中の基本を忘れていました。お陰で$7ほどするナットを4つほど注文するはめになりました。
そんなこんなで一悶着あったのですが、ここからはCR-1の塗布作業。
始めはフロントサスペンションからスタート。肌触りが良いサスペンションであります。
サイドはこんな感じ。かなり水平に近く寝ているリアサスペンションの奥の方も塗ります。光沢が出る効果以外に、汚れを水だけで落とす効果もあるそうなので、こういう手が入らないところに防汚を狙って塗るのが重要。
ところで、前から気になっていたリアサスペンションのコンプレッションの調整ねじですが、最悪なところにあることが判明しました。
イタリア人、もうちょっと考えて設計しようよ、、、、
と思うでしょ?
ところが、こんなことでは終わらないのがイタリア人!
オプションでつけてもらったセンタースタンドの近接写真がこちら。
黒いセンタースタンドボルトの奥に、なにやらネジっぽいものがありますよね?ご覧いただけます?
あいつの名前は、「サンプガードを止めているネジ」
そして、そのネジへのアクセスを完全に遮断するセンタースタンドのネジ。
結論その1
「センタースタンドを外さないと、サンプガードが外れない」
結論その2
「サンプガードが外せないと、ドレンボルト及びオイルフィルターにアクセスできない」
結論その3
「よって、オイル交換のたびにディーラーに持ち込まざるを得ない」
イタリア人、どんだけアホやねん。もうちょっと考えて設計せーよ。しかも初期型でセンタースタンドが乗車中にかかとと干渉するとかで、設計しなおしたがいいが、これまた赤いロックタイトをふんだんに使ってあるらしい。
アメリカのMultisttada 1200 2ちゃんねるでもこの件はスレッドが立っていて、「ヒートガンで5分熱して、エアのインパクトレンチを使わないとセンタースタンドが外せない」という書き込みが。
あほか。そんな工具もっとらんわい。
とりあえずこの件の処理はオイル交換の際に考えるとして、CR−1の塗布を進めることにする。イタリア人の相手はしとられん。
一番手間のかかるフロントフォーク周り
前輪も浮かせた方が作業しやすいので、ジャッキアップ
このジャッキも、日本で購入して一度も使用せず、封も開けずにアメリカに持ってきました。巧くあてがえる場所がなかったのですが、支持棒をかまさず、直接Lツインエンジンの先頭部分をもちあげるようにしました。ちょっと浮く程度、タイヤが回れば問題ないので。
リア周り。リアは片持ちなので作業はやりやすい。
しかし、Ducatiの純正チェーンは安物っぽいですねえ。実際安ものだと思う。
早く日本に変えて、円陣屋至高のチェーンオイルを持って帰って来て塗ってあげよう。あと、早めのチェーン交換をしたいなあ。江沼のThreeDを狙っています。グッドデザイン賞取った奴。高いけど。
ちゅうことで、先週のカウル外しと洗車で合計4時間、昨日の脱脂と拭き取りに4時間、今日の塗布で4時間と結構長丁場でしたが、漸く終了しました。
塗布したCR-1が落ち着くまでは、特に濡らしたりすると白濁したりするそうなのでしばらくは放置です。来週は日本に帰るので、Multistradaに次回乗れるのは年明けになります。
カウル装着に、また絶対トラブルが発生する予感あり。