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Saturday, January 8, 2011

Multistrada 1200 組上がりました

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昨日は写真更新をめげるくらいにMultiのメンテナンス性の悪さにしてやられましたので、今日は気を取り直して頑張ります。

結論から言いますと、金曜日の深夜23時から2時半までと、土曜日の深夜1時から早朝5時までの時間をかけて、全部ばらしたフェアリング類の取り付けは完了しました。全く「無事完了」とは言えませんが。

まずもってメンテナンス性の悪さを嘆く前に、マニュアルの使いづらさも特筆すべき点です。DVDで1000ページ以上あるのはいいのですが、記載が

図による表示と、

トルク管理表に分かれています。

これ、見た目より超絶使いにくいです。なにせ、「1、部品名を図で確認する」「2、その部品名を元にトルク管理表でトルクを確認する」という作業を全てのパーツで実施する必要があるからです。
以前所有していたYamaha FZS1000のマニュアルだと、図の中に↑でパーツを指してトルクが書いてあったので、全く迷うことは無かったです。
が、Multistrada 1200の場合だと、そんなことはできません。できないどころか、図に記載のないボルトがあったりします。当然そんなボルトの名称は不明で、トルク管理表にあるかどうかすら不明です。
そんな面倒臭さに加えて、英語表記も加わって、「泥よけは泥よけじゃ、ボケ!英語でマッドガードなのか、スプラッシュガードなのか知らんわ!」という発狂状態に陥ります。

以降、ボタンを押してから、下記ページを開いて悪戦苦闘の様をご覧ください。
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1,000ページのマニュアルを印刷するわけにも行かないので(いつかは実行するかもですが)、PCに映しながら作業します。

(因にPCの置いてあるブルーの台は、巨大なゴミ箱です。
これがガレージに6個もあります。何で6個もあるかは別途ご連絡さし上げます)

外す時に3ミリのヘクサが必要で、それが無かったため安物ヘクサを購入しボルトが舐めるという失態をおかしたので、正月帰国の際にKoken性の質の良い精度の高いヘクサを購入。3ミリと4ミリ、及びスピナーも買っておきました。これで3,000円弱、、、辛い



最初は後ろの泥よけからやっつけます。

こう取り付けたい。上から2つと下から1つボルトがいます。両方ロックタイトを付けろとの指示あり。

トルク管理は東日のトルクレンチで。大事な工具は高価です。どっかの宣伝文句に、「男だから、工具が好きだ!」というのがありましたが、その通りだと思います。
これ、バイク向けの1Nから40Nまではかれるやつです。

ロックタイトを塗ります。
ピントが下の液体に合ってますね。付けるのはねじ切ってある部分の下3分の1くらいでしょうか?

これで上2つは着いたのですが、下からは何をどうやっても入っていかない。一回泥よけ(これはスプラッシュガードというらしい)を外して、ボルトだけでトライしましたが留らず。意味不明。放置プレイを宣言して、前の泥よけに移行。

こいつも、ものの10分で着くと思っていたのですよ、、、

まず白い部分の車体左には、ブレーキホースがタイヤに干渉しないように止める爪があって、それにブレーキホースをはめ込んでいくのですが、これがめっちゃ固い。指から血が出そうなくらい押し込んで漸くはまる。勘弁して。

Ducatiにかぎらず、スポーツバイク系は多分殆どが前ブレーキのブレーキホースは可能な限り短くすることを狙って、マスターシリンダーから左右のキャリパにブレーキホースを1本づつ出すのではなく、一旦マスターシリンダーから左のキャリパだけにホースを出して、左のキャリパから右のキャリパにU字型にもう一本ホースを出しています。これのほうが全長としてのブレーキホースが短くなって、タッチの向上とリニアな効きが出るからだと聞いたことがあります。

で、そのU字型にはわせるブレーキホースに悪戦苦闘。ステンメッシュホースなのか調べきれていないのですが、何せ剛性が高いホース。全く曲がってくれない。ボルトを上向いて付けないといけないポジションに泥よけがいるので、ボルトが落ちてこないように左手を添えると、U字型のホースを下に押し付けてヘクサをボルトに接近させるルートが確立する手が足りない&できない。
文字で書くと意味不明ですが、この2つのボルトつけるだけで、たっぷり1時間半はかかりました。
で、結局の出来上がりが、これ。

くだんのU字型のホースですが、これは本来はその後ろに見えている黒い突起物の後ろに来ているもの。この留め方だと前に来ているのでマニュアル通りではありません。でも、

もう無理です。Ducatiさん、許してください。泥よけ一つ僕はちゃんと取り付けられません。

とりあえず、実使用においては問題ないと判断し、ここで金曜日の作業は終了しました。深夜2時半。ぐったりです。


その次の日も一回寝てから深夜1時に起きだして作業開始です。ガレージのある生活はいいですねえ、こういうのが出来て。男の子の理想です。

裸ん坊のMultistrada 1200


(作業中、、、)



(Still作業中、、、)


(作業完了)

いやあ、カウルもカウルで大変でした。もう一人助手が入ればそんなでもないのかもしれませんが。作業中、何度「死ね、Ducati!」「アホか、ぼけ!」「ファック、Ducati!」「ありえへんやろ、何でこんなことになってんねん!」「イタリアへ帰れ、イタリアへ!」「関西人舐め取ったら承知せーへんぞ!」と、あらん限りの悪態をついておりました。native 河内弁で。

前述のとおり、トルクがしっかり分からない部分もあったのですが、経験則として「3ミリヘクサは2N、4ミリヘクサは4Nか5N」というのが読めて来たので、それで留めました。一部トルクレンチが入らない「設計ミスやろ、ぼけ!なんでサイドカウルの3ミリヘクサ一つ留めるのにマフラー外さなアカンことになっとんねん!」見たいなボルトは、必殺手ルクレンチです。

ここまで終わって早朝5時過ぎ。一旦休憩の後、まだ開けきらぬ早朝6時にガレージの前でチェーン清掃とチェーンオイル継ぎ足しを実施。出荷時点でつけてあるチェーンオイルは、オイルというより粘土のように粘着性の高いもので、私の持っている液体タイプのチェーンクリーナーでも落ちません。一回では無理と判断し、寒いこともあってオイルを付けて完了にしました。

既に土曜日の朝も開けて来ており、早く走りに行きたい気持ちをこらえて、バッテリーの充電です。

納車前にeBayで購入しておいた充電器

今時のバイクはバッテリーがあがると一貫の終わりですからねえ。私も初めて充電器購入しました。これまではキャブ車しか乗った事が無かったので、最悪押しがけもできましたが、FIでは押しがけは無理ということだったので。
特にDucatiはスポーツ性を重視して車体を小さくするので、バッテリーも小さいらしいのです。入っているものはYuasa製のバッテリーのようなので、品質は大丈夫だと思いますが。

左上についているのが充電中のランプ。真ん中の3段階のグリーンのランプが充電度合いを表示しているらしいです。充電当初は一番下しか点灯していませんでしたが、数時間で3つとも点灯しました。早いですね。
サイズ的にシート下に収まるほど小さくはないので携行はできないですが、持っていると安心ですね。これは充電だけではなくサルフェーションを抑える/取り除く機能もあるらしく、Ducatiディーラーでも純正のではなくてこの充電器を使っていました。確かBMWのディーラーもこれで充電してましたので、おすすめですね。
実際日本で買うと1万4千円とか取られたと思いますが、アメリカで私が買ったのはざっくり半額以下です。欲しい方はご連絡ください。

では、

出発に向けてお腹一杯にしているMultistrada 1200の映像をご覧頂いて、本日の悪戦苦闘日記は終了。



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